千葉市 来年度から新庁舎整備に着手
千葉市は来年度から市役所の新庁舎の整備に着手する方針を決めました。このほど千葉市は、東日本大震災以降検討を進めてきた新庁舎の整備について、設計と施工を一括で発注することで費用や工期を縮減できるデザイン・ビルド方式により来年度から着手する方針を決定しました。
新庁舎の整備費用は約307億円で、維持管理費や光熱費などのランニングコストは、現在の庁舎よりも4億7千万円ほど低い約4億円と算出しています。建物は11階建ての高層棟と7階建ての低層棟がつながっていて、中心市街地と臨港エリアを結ぶことを意識して道路に沿うように配置されています。
また、市民に開かれた施設を目指し、建物の1階と2階にはカフェやイベントスペース、市民センターなどが設置されるほか、階層の配置は災害時の防災拠点としての機能を重視しているということです。
千葉市の熊谷市長は、「防災機能や市民の長期的な負担を抑えられる点、まちづくりの観点から理解を得られるのでは」と話しています。市は来年4月以降に業者の選定を始め、来年度中に契約を締結したいとしています。